2025-04

中国武術への道(旧)

Vol.21 外三合 日本刀の鍛錬からみた勁の特徴(その三)

前回は、中国武術の基本原理、とりわけ「勁」について日本刀を通して説明しようと試みた。それは、日本の古流剣術や作刀に造詣の深い老師より日本刀にまつわる逸話にからめて中国武術のお話を伺う機会が何度もあったからだ。今回紹介できなかったが、技を練る時のイメージに研ぎの研磨や刀を砥石に当てる角度や方向を重ね合わせた。また、焼入れによって生ずる、ある種の刃文について勁の「冴えと切れ」の説明となったりと、多岐に及ぶ。
中国武学への道

Vol.50 外三合 三節 番外編(まとめ) ~後編

前編に引き続き、番外編のまとめである。Vol.43~48の索引としてもご利用いただきたい。また、文章末のコラムでは内家三拳のひとつ八卦掌の成り立ちをテーマとしている。内家三拳とは、太極拳・形意拳・八卦掌を指す。外家拳の代表は少林拳で「剛」を特徴とし、相対する内家拳は「柔」である。
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